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年始のご挨拶ブログ

年末からあっという間に年が明け、
昨日、初出でございます。
皆様いかがお過ごしになられましたでしょうか。

昨年末からどうしようかと思いながら、なかなか、
手を付けられないでいる話題があります。
その話題についての質問をされるので、
画屋も漫画の会社として認められてきたのかなぁと
嬉しい様な、それでいて少し寂しい話題です。


職業を訊かれ、漫画を描いてますと答えると、
「エロ漫画?」と訊かれることがあります。
弊社をご存知の方は、その様なことは仰いませんが、
そうでない方からは、たまに訊かれます。
弊社は創業以来エロ漫画の制作実績はございません。
作ればもっと仕事があったかもしれませんが、
全て辞退してまいりました。

理由は単純に描きたいと思わなかったからです。
描きたいものが他にあるので、それは描きたい人が
描けば良いからです。


で、東京都青少年健全育成条例について質問されるのですが、
私の答えは「規制されて良いんじゃないですか」
お答えすることにしています。

※この先は不快に思われる内容かも知れませんので、
興味のない方はご覧にならない方が良いと存じます。




反対している方々は表現の自由を侵害しているとか、
規制が拡大していくとか、作者が萎縮してしまうとか、
いろんな恐れが理由だそうです。
余り詳しくは知りませんが、台湾漫画絶滅史の例をあげて
いる方もいらっしゃいます。随分極端な例だと思います。


販売規制には大賛成ではないのですがやむなしだと思います。


「エログロを助長し自殺、犯罪誘発する漫画と
 痴漢・強姦・淫行・近親相姦を賛美・誇張する漫画で
 読むと判断能力のない青少年が真似してダメになる恐れの
 ある漫画は18歳になってから!」

条例を適用できる程ヒドイ漫画があるのか?とか、
判断能力のない大人は真似しても良いのか?とか、
すると大人もダメってことで規制を拡大されのか?など、
多くの疑問を残しつつ、これ以上規制拡大はしないで
欲しいと願うばかりです。


表現について言えば、
弊社はお客さんからのご要望に対応しながら制作をしております。
クライアント毎にご要望の内容は異なります。
このご要望ですが、いい方を変えると規制と言えなくもありません。
正直な所、えっ?こんなこともダメなのと思うこともございます。
お客さんに異議を申すこともございますが、最終的にはお客さんが
判断されます。

世間の目もございます。
もし弊社が規制対象の様な漫画を扱っていれば、
恐らく今のお客さんは弊社にご依頼をされなかったと思います。

弊社の場合、表現の自由があるから全く自由だ!
というわけにはいかないのです。
出版社にも自主規制はあると思うので同じだと思います。
今回の規制は青少年に対しての販売・頒布規制なので描き手には
関係ないはず。作家は描きたいものを描けば良いと思います。

規制をされたら面白くなくなってしまう、漫画文化は廃れてしまうと
申しますが、そこまで規制しないでしょう。
行政が一方でコンテンツ産業を支援して一方でそれを潰すことはないと
思います。


弊社が自主的に企画制作してる漫画サイトについて。
エロ漫画を制作することはありません。
残虐性を助長したり、自殺・犯罪を誘発させる漫画を
制作することはできません。

話をエロ漫画に限定しますと、多くの漫画描きはエロ漫画を
描きたくてこの道を選んだのではないと思います。
弊社に来る志願者でエロ漫画を描きたいと言った若者は
今のところおりません。可愛い女の子、カッコイイ男の子を
描きたいという人はおります。でも、エロ漫画ではありません。

エロ漫画を否定しているのではありません。
実際にエロ漫画を描きたいと言って漫画家になった後輩もおります。
そして立派なエロ漫画家になりました。立派だと思います。
彼は規制の影響を受けるでしょう。
しかし、彼なら大人向けのよりエロティックな漫画を描くことでしょう。

エロ漫画の定義をここで述べるつもりはございませんが、
言うに事欠いて、「ドラえもん」や「火の鳥」もエロ漫画認定されるかも
しれないと煽る人達がいます。漫画を馬鹿にしているとしか思えません。
こんなことを言い出す人は漫画が嫌いで読んでいないのでしょう。
キチンと読んで欲しいと思います。

むしろ、エロに目を奪われて見落としている残虐性助長規制の方が
まずいんではないかと思います。私が中学生の時にこの規制があれば
「北斗の拳」は生まれなかった恐れがあります。
当に血湧き肉躍る漫画でした。真似は出来ませんけど。

漫画で読者を自殺させたり、極悪非道な犯罪者へ導くことは
できません。自分の大切な読者をそうしたいと思う描き手は
いないでしょうし、弊社では理念に合わないので、そう言う
漫画を制作することはございません。
他の出版社も同じだと思います。


規制騒動の一件で、メディアで持ち上げられているイメージとは
裏腹に、一般的な漫画のイメージはあまり良くないという感覚を
さらに強く持つようになりました。
これは弊社だけの取り組みでは改善されない課題です。
大先輩が残してくれた大切な漫画文化をもっと多くの方々に
支持していただける様、今回の規制は受け入れる方が良いと
判断しております。
制限された中で、もっと面白い夢のある漫画を描けるように
精進してまいりたいと考えております。


規制対象の漫画を制作しない弊社には影響がないから、
反対しないんだろ?と思っていらっしゃるとしたら、その通りです。
しかし、漫画の作り手として、あなたも今回の規制に反対なのかと
世間様から問われている時点で無関係ではないと思います。
従って、規制対象の漫画を制作することはございませんが、規制された
理由について考えていこうと思います。

繰り返しですが規制に大賛成ではありません。
ただ、行政の方々は漫画に規制をかけているだけではありません。
コンテンツ産業支援では漫画業界もお世話になっているはずです。
悪いところに焦点を当て非難するのではなく、お互いに歩み寄るのが
良いと思います。


というわけで、興味のない方が大半だとは思いますが、
漫画業界の端っこから意見を述べさせていただきました。
異論、反論、ご批判等々ございますでしょうが、
議論するつもりはございませんので、何卒、ご容赦ください。

とんでもない年始のご挨拶で申し訳ない。
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